(高雄 14日 中央社)南部・高雄市の高雄港で13日、小型のクジラ10頭余りが迷い込んでいるのが発見された。海岸巡防署(海上保安庁に相当)海洋巡防総局高雄海巡隊などはクジラを誘導し、沖に返した。同港ではクジラの群れが迷い込むケースが先月末から相次いでいる。同隊は、クジラはエサを求めて港に泳ぎ着き、方向感覚を失って迷ってしまったのだろうとみている。同港は水深が十分にあるため、打ち上げられたクジラはいないという。
高雄海巡隊によれば、同港では先月30日と今月8日、12日にも迷い込んだクジラの群れが発見された。12日に迷い込んだ小型のクジラ「ユメゴンドウ」10数頭は、同隊などの誘導が夜になってしまっていたため、港の外に出ているのか確認されていなかった。13日に見つかったのは12日と同じ集団だとみられている。8日にも港内でユメゴンドウ20数頭が発見されていた。