金針山の八重桜
(台東 21日 中央社)東部・台東県の景勝地、金針山(海抜約1450メートル)で八重桜が見ごろを迎え、ピンクの花びらが緑の山々に映える景色が多くの行楽客を引き付けている。地元の観光農場によると、旧正月の連休期間(15~20日)に満開となった花が、連休明けの今もなお美しく咲き誇っているという。花見は、元宵節(今年は3月2日)ごろまで楽しめる見込み。
金針山は日本統治時代、マラリアの治療薬研究を行う実験林があったところ。現在は食用となるワスレグサ属のウコンカンゾウ(金針花)の生産地として知られるほか、サクラやアンズ(1~3月)、ユリ(4~5月)など、四季折々の花々が観賞できるスポットとしても名高い。