ディアボロによる演技を披露する「舞鈴劇場」のメンバーたち
(埼玉 21日 中央社)台湾の文化を国際社会に知ってもらおうと中華民国僑務委員会が世界各地に派遣している春節文化訪問団の日本公演が20日、さいたま市内で行われた。台湾のパフォーマンス集団「舞鈴劇場」はディアボロ(中国ゴマ)による演技を披露し、会場に集まった在日華僑や関係者ら約1000人の観客から喝采を浴びた。
照明が落とされたステージ上では、音楽に合わせて発光するディアボロが宙を舞った。鮮やかな衣装に身を包んだパフォーマーたちは次々と繰り出す大技で観客を魅了。公演の途中、来賓として招かれた謝長廷・台北駐日経済文化代表処代表(大使に相当)がステージに上げられ、即興でディアボロを披露する一幕もあった。
謝代表は、伝統的な文化と現代的な技術が融合したパフォーマンスを称賛。異郷で暮らす華僑の人々に公演を通じて春節の気分を味わってもらえればと語った。
今年、春節文化訪問団としてパフォーマンスを行う舞鈴劇場は今後、フィリピン、マレーシア、ベトナム、タイなどアジア9カ所で公演を行う。