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人形が語る京芸の世界 京都「モモ」など100体展示/京都

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劇団の代表作である「モモ」の人形を見つめる谷さん


京都を代表する人形劇団、京芸(宇治市)の劇人形展が、京都市上京区の府立文化芸術会館で14日まで開かれている。創設者の一人、谷ひろし代表(90)の卒寿を記念し、約100体を展示している。

 同劇団は、活動68年目を迎える伝統ある人形劇団。26人の団員がおり、全国の劇場や小学校、幼稚園などで年間約400公演を行っている。

 会場には、1997年に文化庁芸術祭優秀賞を受賞した、ドイツの作家ミヒャエル・エンデ原作の「モモ」など、1961年から99年の間に上演した14作品の人形が並ぶ。人形遣いの手にかかると豊かな表情を見せる木彫りの人形や、細部まで精巧に仕立てた服を着る猫やネズミなど愛らしい動物たちの人形が、来場者を楽しませていた。

 谷さんは「私にとって文化財。人形に込められた人間性や物語の時代背景を感じてほしい」と話していた。午前10時~午後6時(14日は午後4時まで)。無料。




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