記者会見に臨むト阿玉さん(右から2人目)
(台北 6日 中央社)台湾最古のゴルフ場、「台湾ゴルフ倶楽部」(老淡水球場)が来年で開業から100年を迎える。これを祝おうと、賞金総額300万台湾元(約1090万円)の「老淡水100周年オープン」(6月26~29日)など、一連のイベントが予定されている。
台湾ゴルフ倶楽部は日本統治時代の1919(大正8)年に「帝国倶楽部」として開場。戦争のため廃虚化が進んだが、戦後は地元のゴルフ関係者の奔走や各地からの寄付により復旧された。これまでには、日本で賞金女王に7度輝いたト阿玉さん(63)などトップ選手を輩出している。(ト=さんずいに余)
5日のPR記者会見に出席したトさんは、「老淡水球場は台湾のセント・アンドリュース(ゴルフ発祥の地)だ。台湾のゴルフの歴史は全てここから始まった」と感慨深げに話した。