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台湾社会の変遷描いた作品、東京のアニメアワードでグランプリ受賞

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「オン ハピネス ロード」(幸福路上)を手掛けたサン・シンイン(宋欣穎)監督 


(台北 13日 中央社)東京都内で9~12日に開催された「東京アニメアワードフェスティバル2018」で、台湾のアニメーション映画「オン ハピネス ロード」(幸福路上)がコンペティションの長編部門でグランプリを受賞した。授賞式が12日に行なわれ、同作を手掛けたサン・シンイン(宋欣穎)監督は、同作がより多くの国で上映され、全世界に台湾の感動的な物語を見てもらえればと願いを語った。

同作は一人の台湾人少女の成長を通じて80年代から現代までの台湾社会の移り変わりを描き、幸せとは何かを探った作品。2013年にその企画案が投資家と映画製作者のマッチングを図るイベント「金馬創投会議」(FPP)でグランプリを受賞し、完成までに4年が費やされた。台湾では昨年の台北ゴールデン・ホース・フィルム・フェスティバル(金馬影展)で閉幕作として上映された後、今年1月に一般公開された。女優のグイ・ルンメイ(桂綸[金美])が主役の声優を務めた。

同フェスティバルは新たな人材の発掘や育成、アニメーション文化と産業の振興に寄与することを目的としたアニメ映画祭。今回で5回目となる。日本動画協会が主催し、東京都が共催した。コンペティション部門は日本国内で未興行の世界のアニメ作品を対象とし、長編と短編それぞれに分けて審査された。今年は58の国と地域から計731作品の応募が寄せられたという。


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