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大涅槃図掲げ釈迦の遺徳しのぶ 京都・泉涌寺

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天井から床にわたり掛けられた大涅槃図 


仏教を開いた釈迦(しゃか)の遺徳をしのぶ涅槃会(ねはんえ)が14日、京都市東山区の泉涌寺で始まった。同寺の仏殿には、釈迦入滅の様子を描いた国内最大級の「大涅槃図」が掲げられ、多くの参拝者が見入っていた。

 泉涌寺の大涅槃図は、江戸中期の享保2(1717)年に浄土宗の僧侶によって奉納されたと伝わる。縦15.1メートル、横7.6メートルの掛け軸で、横たわる釈迦の周囲に弟子たちや象などの動物が集まり、悲嘆にくれる様子が描かれている。あまりの大きさのため天井から柱、床にかけて「コ」の字型に掛けられている。 訪れた中学校教諭藤岡花江さん(57)=大分市=は「初めて見ましたが、大きさと鮮やかさにびっくりしました」と話した。

 近くの東福寺でも同日、涅槃会が始まり、猫が描かれた独特の涅槃図が掛けられた。両寺とも16日まで。


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