14日に発表された「ミシュランガイド台北」
ミシュラン側とスポンサー契約を結んでいた
(台北 15日 中央社)交通部(交通省)観光局国際課の鄭瑛恵課長は14日、掲載店が同日発表された飲食店の格付け本「ミシュランガイド台北」について、ミシュラン側とスポンサー契約を結んでいたことを中央社の取材に対して明らかにした。一部メディアでは観光局が6000万台湾元(約2億1800万円)を提供したと報じられたが、鄭課長は「そんなに大層な額ではない」と否定。詳細な金額については、ミシュラン側との協定を理由に回答を控えた。
鄭課長は、観光局が複数年にわたってミシュラン側に台湾の飲食店を審査するよう働き掛けてきたことを説明。これまでは進展がなかったが、昨年になってミシュランから連絡があり、アジア市場開拓の意向に加え、台北のおもてなし力と飲食店のレベルが基準に達したことが伝えられたという。そのため、提携計画が実現した。
「これは5年以上の提携」だと鄭課長。「今年星を獲得できなかった飲食店にもまだチャンスはある」と話し、飲食業者同士の良い競争による食のレベル向上と訪台客の消費増加に期待を寄せた。
ミシュランガイドが台湾で発行されるのは初めて。今回は20軒が星を獲得した