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台湾の恐竜研究成果、米科学誌が選ぶ2017年のベスト100に選出

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世界最古のタンパク質が発見された恐竜の化石=国家放射光研究センター提供 


(台北 15日 中央社)研究機関、国家放射光研究センター(国家同歩輻射研究中心)の李耀昌副研究員を中心とした研究チームが1億9500万年前の恐竜の肋骨の化石から世界最古のタンパク質を発見した研究成果が、米ディスカバー誌が選ぶ2017年の科学ニュースベスト100の12位に選ばれた。同誌は「台湾の研究者が革新的な技術を用いてタンパク質を発見した」と説明している。

論文は李氏を筆頭著者とし、昨年1月に英科学誌ネイチャー・コミュニケーションズに掲載された。研究チームは粒子加速器シンクロトロンを使い、強烈な光を化石の試験片に当てて中を調べるという分析方法を開発。化石を破壊することなく、血管の中にタンパク質を発見した。研究には2年が費やされたという。チームが分析したのは中国大陸雲南省で発掘されたルーフェンゴサウルスの化石。

ベスト100のランキングは、全世界のメディア掲載率と大手ウェブサイトの検索率を基に決定された。同誌の1・2月合併号に掲載されている。


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