地検宮津支部
京都地検は16日、鍵を盗んで検察事務官宅に侵入したとして、住居侵入と窃盗の罪で、京都府宮津市吉原、同地検宮津支部の元副検事(44)=同日付で懲戒免職=を起訴した。
起訴状によると、1月24日、京丹後市の京都丹後鉄道網野駅に停車中の列車内で、事務官のかばんから自宅の鍵を盗み、同日から2月23日までの間、21回にわたって宮津市の事務官宅に侵入した、としている。
同地検によると、元副検事は私生活をのぞき見る目的で、事務官が留守の時間帯を狙って昼休みや夜間に侵入していたという。元副検事は2009年4月に事務官から副検事に任官、15年4月から宮津支部で勤務していた。同地検の恒川由理子次席検事は「極めて遺憾であり、あらためて深くおわびする。全職員に対し綱紀の厳正な保持を徹底する」と謝罪した。