20日の上棟式の模様
(台中 20日 中央社)三井不動産グループが中部・台中市の台中港エリアに開業する商業施設「三井アウトレットパーク 台湾台中港(仮称)」の上棟式が20日行なわれた。完成は年末を予定。式典に出席した林佳龍台中市長は、11月に開幕する「台中フローラ世界博覧会」(花博)と合わせて地域経済の促進につなげるだけでなく、より多くの連鎖的な効果も生み出し、企業誘致の成功モデルにできればと期待を寄せた。
台中市政府は台中港一帯を観光・ビジネスエリアに変貌させようと再開発計画を進めている。市はアウトレットパークの建設予定地を所有する台湾港務とともに三井不動産に対して積極的に投資誘致を行い、2016年9月に台湾港務と三井不動産グループで借地契約が締結された。
林市長はあいさつで、アウトレットパークは同エリアで初めての外国企業による大型投資だと説明。契約締結から2年にも満たない期間で骨組みが完成したことに触れ、上棟式は非常に重要なマイルストーンだと語った。
三井不動産の大林修執行役員は、市政府と各界の協力に感謝を述べ、工事の順調な進展と予定通りの今年末開業を願った。