総統公邸の外観
(台北 28日 中央社)国家安全局は28日、台北市の総統公邸で昨年12月、警備を担当する上尉が拳銃から弾倉を取り出す手順を踏まなかったため、誤って実弾を発砲する事故があったと発表した。けが人はいなかった。蔡英文総統は当時2階で公務を行っており、誤射地点から50メートルも離れていなかったという。同局はこの上尉を異動させ、行政処分を下したとしている。
この問題は、28日発行の週刊誌の報道で明らかになった。国家安全局は同日、報道資料を通じて事実関係を認め、上尉が拳銃の手入れをする際、決められた手順に従わなかったために発生したと説明した。同局はすでに再発防止策を講じたという。