台湾高速鉄道の車内で4月から提供される台糖の自家焙煎コーヒー
(台北 28日 中央社)台湾高速鉄道(高鉄、新幹線)の車内で4月から、台湾糖業(台糖)が自家焙煎した良質のコーヒーの提供が開始される。台糖は昨年末から、ホンジュラスの小規模農家が生産したコーヒー豆の輸入を行っており、普及、販促に力を入れている。
コーヒー豆は標高1200メートル以上で栽培される高級品で、台糖が地元の小規模農家から直接仕入れた。高鉄でこのコーヒーが楽しめるのは毎月1~7日限定。普通車両で1杯50台湾元(約180円)で販売され、商務車(ビジネス車両)では無料で提供される。6月以降にはドリップバッグの車内販売も始まる予定。
ホンジュラスの小規模農家支援を目的として始まったというコーヒー豆の輸入。台糖は、現地事務所を開設して豆を買い付けるほか、栽培、生産、販売など全般にわたって農家をサポートしている。台湾業者への情報提供も行い、双方の経済、文化交流促進を図っている。