見頃を迎え、小さな黄色い花を咲かせるヤマブキ(京都市西京区・松尾大社)
京都市西京区の松尾大社で、ヤマブキが見頃を迎えている。同神社が「こんなに早い開花は初めて」と驚くほど咲きそろい、緑の葉に映える愛らしい黄色の花が、多くの参拝者を楽しませている。
同神社によると、平安時代から周辺はヤマブキが自生する地域だった。戦後に宅地開発などで減少したため、昭和30年代から境内に植え始めた。現在は約3千株のヤマブキがあり、境内を流れる一の井川沿いを彩っている。
東京から旅行で訪れた上田溪子さん(77)と昼間敏子さん(77)は「こんなにきれいなんて。ちょうどいい時季に見られました」と笑顔だった。
10日から5月5日まで「山吹まつり」を開催し、神事や行事が行われる。