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蕭万長元副総統、習近平氏と面会 大陸委、政治革新と民主化求める/台湾

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習近平氏(手前右)と言葉を交わす蕭万長元副総統(同左)=読者提供 

(上海 10日 中央社)蕭万長元副総統が10日、中国大陸の海南島・博鰲(ボアオ)で開催されている「ボアオ・アジアフォーラム」の開会式前に、中国大陸の習近平氏と面会し、言葉を交わした。習氏は「一つの中国」を前提とした「92年コンセンサス」(九二共識)堅持と台湾独立反対の立場を改めて示した。台湾の対中国大陸政策を担当する大陸委員会のトップである陳明通主任委員(閣僚)は中国大陸に対し、政治革新と民主化の進展を呼び掛けた。

蕭氏は同日午前、台湾企業家の代表団を率いて習氏と面会。現場にいた関係者によると、代表団は習氏と約7分間にわたって言葉を交わしたほか、握手や記念撮影を行った。

▽習氏、92年コンセンサス堅持と台湾独立反対を改めて表明

習氏は約3分間の講話で、今年で中国大陸が改革開放40周年を迎えることに触れ、「功労者名簿にはわれらが台湾同胞、台湾企業の名前を記さないといけない」と言及。困難もあったものの、両岸(台湾と中国大陸)の未来は明るいことだろうと強調した。

続けて、92年コンセンサス堅持と台湾独立反対の立場を必ず貫くと述べ、「両岸の人々は共に祖国統一という大業を推進し、中華民族の偉大なる復興という中国の夢を一緒に実現していくべきだ」と語った。

▽陳主任委員、政府の立場を強調

台北市内で同日午後に報道陣の取材に応じた陳主任委員は、経済発展と政治改革・民主化を「鳥の両翼、車の両輪」になぞらえ、双方は相まって進展しなければならないと言及した上で、中国大陸について、経済の改革開放が行われた後には政治面での革新や民主化においてさらに一歩進んだ先見性のあるやり方をするべきだと訴えた。

また、習氏が92年コンセンサス堅持と台湾独立反対の立場を改めて表明したことについては、習氏が台湾の貢献を理解できている以上は、両岸は共存共栄の目標を追求していくべきであり、一方的に政治的な前提を設けて台湾の障壁を高くすることは両岸の発展に前向きな作用をもたらさないと批判した。

陳主任委員は政府の立場を改めて説明。台湾海峡の平和な現状を維持し、アジア太平洋地域の安全と繁栄を確保する戦略目標の下で、中華民国憲法と両岸人民関係条例など関連する法律に基づいて中国大陸政策を推進していくと述べた。


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