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台中市、日本統治時代の建物を高齢者施設として活用

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介護相談窓口の開設式に出席する林依瑩・台中市副市長(右から2人目)ら=弘道基金会提供 

(台中 19日 中央社)中部・台中市は、文化財の活用と高齢者のデイケアサービス向上を図り、1929(昭和4)年に建てられた同市指定の歴史的建造物「台中市長公館」を高齢者向け施設「不老夢想125号」に生まれ変わらせ、シルバー世代の夢の実現や再就職などを後押ししている。

日本統治時代に宮原眼科を開業した日本人医師、宮原武熊氏の住宅だった台中市長公館。戦後、日本人が引き揚げると台中市政府に接収され、1953~89年の間、市長公舎として使われた。2002年の文化財登録を機に往年の姿に修復され、一般公開が始まった2004年以降はアート展などが開催されていた。

不老夢想125号の誕生は2016年。市から運営を委託された民間の慈善団体が特設展やイベントを行うほか、庭の手入れや植物の栽培、料理、若者との交流などを通じて高齢者の社会参加をサポート。18日には介護の相談窓口も正式にスタートし、家族にもかゆいところに手が届くサービスを提供していくという。


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