桃園空港内のタイガーエア台湾の事務所で消毒作業を行う清掃員
(桃園空港 20日 中央社)台湾では、麻疹(はしか)に感染した30代の男性が格安航空会社(LCC)のタイガーエア台湾(台湾虎航)を利用したのをきっかけに、先月末から同社職員や乗客などへの感染が広まっている。桃園国際空港の清掃業務を請け負う信実公司は19日、事態が沈静化するまでの毎日、午後4~5時に感染リスクが高いとされるエリアでの消毒作業を行うと発表した。
衛生福利部(衛生省)疾病管制署が18日に発表した最新統計によると、今年に入ってからのはしか患者は計18人。タイガーエア台湾を介しての感染は12人で、このうち9人が同社とエバー(長栄)航空、マレーシア航空の職員。各社の事務所は空港内の同一エリアに集中しているという。
消毒は、航空警察局、疾病管制署、航空会社などが入る第1ターミナル2階の一部エリアで行われる