はしかワクチンの接種を受ける市民
(台北 25日 中央社)はしかの感染が広がっているのを受け、はしかのワクチンの需要が急増している。衛生福利部(衛生省)疾病管制署によれば、自費で受けるワクチンの在庫は22日には3万本あったが、24日には約2万本にまで減少。同署は24日、任意接種の制限を決め、一般の人の医療機関での接種の受け付けを停止すると発表した。ワクチンが十分に供給されるようになれば、一般の人の接種受け付けを再開するとしている。台湾では今年に入ってから24日までに23人の感染が確認されている。
同署によればワクチン接種は今後、4段階に分けて受け付ける。まずは桃園国際空港内で働く従業員および台北市、新北市、桃園市の特定機能病院の救急医療スタッフを対象とし、第2段階では台湾全土の特定機能病院の救急医療スタッフに範囲を広げる。第3、第4段階ではその他の診療科のスタッフの接種を受け付ける。
陳時中衛生福利部長(衛生相)は25日、ワクチンの在庫量が十分になるのは1カ月先との見通しを示した。