陳建仁副総統
(台北 25日 中央社)陳建仁副総統は24日、総統府で在日台湾人組織「日本中華聯合総会」の訪問を受けた。陳副総統は、正式な外交関係を持たない日台間で経済、文化、観光などの交流が発展してきた背景には華僑の長年の努力があると指摘。TPP11(CPTPP)参加を目指す政府の姿勢を強調した上で、メンバーらが各自の影響力を発揮し、経済連携協定(EPA)締結など、日本との連携強化を後押ししてくれることに期待を示した。
陳総統は、歴史的にも文化的にも密接不可分な日台の関係は蔡英文政権下で新しい時代を迎えたとアピール。交流の成果として、昨年の相互訪問者数が過去最高の約645万人に達したことや、台北駐日経済文化代表処(大使館に相当)が昨年行った意識調査で、台湾を「信頼できる」と答えた日本人が過半数だったことなどに言及。これらは双方の堅固な友情を表しているとの見方を示した。