「人面魚:紅衣小女孩外伝」主演の(左から)チェン・レンショウ、ビビアン・スー
(台北 27日 中央社)女優のビビアン・スー(徐若[王宣])が27日、台北市内で行われた主演映画「人面魚:紅衣小女孩外伝」の製作発表会見に出席した。ビビアンが映画に主演するのは、2015年に第一子を出産してから初めて。「3年ぶり。嬉しくて緊張してわくわくしている」と同作出演への期待を明かした。
同作は、赤い服の女の子の都市伝説を題材にしたホラー映画シリーズ「紅衣小女孩」の第3作目。今回は「外伝」という位置付けで、監督、キャストが一新された。主演にはビビアンとともにチェン・レンショウ(鄭人碩)を起用。新鋭監督のデイビッド・チュアン(荘絢維)監督がメガホンを取る。20年余り前に台湾で話題になった人面魚の伝説を背景に物語が展開される。ビビアンはピアニストを演じる。
実はホラーは苦手だというビビアン。予習としてシリーズ1、2作目を見る際はあえて昼間を選び、夫に付き合ってもらっていたという。
ビビアンからは「きょうやっと発表できます。第二子を妊娠しました」との爆弾発言も飛び出し、会場を凍りつかせた。だが続けて、オファーを受けてからクランクインまでには約3カ月の期間があり、その間にはメディアから質問されても答えられなかったと謝罪。妊娠3カ月目に入る前は報告できないのと同じようだと語り、「だから第二子を授かったような気分」と笑った。
シリーズ前作が興行収入1億台湾元(約3億7000万円)を超える大ヒットを記録しているだけに、プレッシャーはないか報道陣に聞かれると、「(プレッシャーは)ない。脚本が素晴らしいから」と自信をのぞかせるビビアン。「役者は自分の役をきちんと演じるだけ」と語った。
同作の公開を前に今月末から8月中旬にかけて、ウェブの4コマ漫画やスマートフォン向けゲーム、無料通信アプリLINE(ライン)のスタンプ、ミュージックビデオ、VR(仮想現実)ゲーム、紙の漫画など関連した企画が多角的に展開される。