「青い涙」(藍眼涙)
(馬祖 28日 中央社)離島・馬祖(連江県)の観光名物「青い涙」(藍眼涙)の名所で6~8月、地下通路で楽しむ音楽イベント「藍眼涙坑道音楽会」が計3日間催される。同県政府はこのほどインターネットで6月分の申し込み受付を開始、国内外の観光客に来訪を呼び掛けている。
青い涙の正体は、プランクトンの「ヤコウチュウ」。波の刺激を受けて発光し、夜には海面を青く神秘的に彩る。馬祖での見ごろは毎年3~9月ごろ。
会場となるのは、青い涙の鑑賞スポットとして名高い「北海坑道」(南竿)。かつて軍事用の地下埠頭として掘られたトンネル跡で、今では観光用の木船に乗って内部を巡ることができる。音楽会では出演者が船の上で波に揺られながら演奏や歌を披露。坑道内に響き渡る反響音や波の音と相まって、幻想的な雰囲気を味わえる。
イベントは無料で、開催日は6月23日、7月21日、8月4日。公演は1日2回で、各回の定員は180人。事前予約に間に合わなかった人のために、当日券も用意されているという。