営業が始まった「鴨川納涼床」。芸舞妓らが花を添えた=1日午後、京都市中京区の「幾松」
京都の夏の風物詩「鴨川納涼床(のうりょうゆか)」が1日、京都市中心部を流れる鴨川沿いの料理店で始まり、観光客らが川面のさわやかな風を受けながら一足早い夏の風情を楽しんだ。9月末まで。
納涼床は古くから京都の街に定着。この日は京都鴨川納涼床協同組合の加盟店のうち91店が床開きした。幕末の志士、桂小五郎ゆかりの料亭「幾松」(京都市中京区)では、花街・宮川町の芸舞妓(げいまいこ)2人が艶やかな衣装で花を添え、訪れた客らは趣を感じながら京懐石を堪能した。
この日の京都市内の最高気温は平年より6・5度高く今季最高タイの29・5度。元同僚とともに訪れた京都市伏見区の桑原笑子さん(69)は「風がさわやかで絶好の床日和。夏の訪れを感じますね」。毎年家族で訪れるという滋賀県栗東市の自営業の女性(50)は「高級感があり、ちょっとぜいたくな気分。気が引き締まります」とほほ笑んだ。