「台語文創意園区」の開園式に出席する蔡英文総統(右から5人目)
(彰化 5日 中央社)台湾の方言で使用人口が最も多い、台湾語の伝承を進める文化施設「台語文創意園区」が5日、中部・彰化市にオープンした。開園式に出席した蔡英文総統は台湾語であいさつし、同施設が「台湾初」であることを強調。現在の台湾では、かつての自身を含め、台湾語を流暢に話せない人が少なくないとした上で、今後、将来世代が台湾語に触れ、話す場所になってくれればと期待を示した。
蔡総統はまた、施設設立の発案者が、台湾語の普及に尽力した周清玉元彰化県長(在任1989~93年)であることに言及。構想が生まれてから20年以上経ってついに実現に至ったと述べ、台湾文化を重視する現職の魏明谷県長の姿勢を高く評価した。