ショウブの香りが満ちる足湯で疲れを癒やす来場者
(京都市右京区・嵐電嵐山駅)
5日の端午の節句に合わせ、京都市右京区の嵐電嵐山駅内の「駅の足湯」に菖蒲(しょうぶ)湯が用意された。独特の香りに満たされながら、観光客らが散策の疲れを癒やしていた。
ショウブは強い香りが邪気を遠ざけ、湯に入れてつかると暑い夏を丈夫に過ごせるとされる。京福電鉄が季節を感じてもらおうと毎年実施し、8回目。約20本を束にして湯に浮かべ、施設内のテーブルに花を生けた。
来場者はズボンを膝までまくり上げて、腰を下ろし、ゆったりとしたひとときを過ごしていた。東京都から訪れた会社員小森香織さん(42)は「連休中の遊びで重くなっていた足が軽くなりました」と笑顔で話していた。