日台でのはしか感染状況を説明する衛生福利部疾病管制署の関係者
(台北 16日 中央社)衛生福利部(衛生省)疾病管制署は15日、はしか感染者と接触した人たちの要健康観察期間が終了し、台湾内における流行が終息したと宣言した。一方、日本では流行が続いているとし、訪日する予定がある場合には日本の感染状況に注意を払うよう呼び掛けた。
同署の統計によれば、今年台湾で確認された感染者は24人。うち17人は台湾内で、7人は海外で感染した。感染者と接触した人は8456人で、うち台湾内で接触したのは7563人だった。
同署の羅一鈞副署長は、夏季休暇に日本を訪れる人が増えると予想されることを踏まえ、日本でのはしかの流行は気温の上昇に伴い収まるとの見通しを説明。ワクチンは6月中旬に台湾の医療機関に届く予定だとし、訪日する予定がある人は日本の感染状況に応じて接種を検討するよう呼び掛けた。