桃園メトロ提供
(桃園 14日 中央社)桃園メトロ(MRT)空港線は6月1日、通勤・通学客の負担軽減を目的とした120日間定期券を発売する。区間指定割引を組み合わせ、乗車駅と下車駅を指定することで最低5割引になる。「直達車」(急行)にも「普通車」(各駅停車)にも乗れるほか、期間内は乗り降り自由。同メトロは、使えば使うほど得だとアピールし、利用を呼び掛けている。
13日のPR記者会見に出席した鄭文燦桃園市長によると、同メトロの今年2~3月の1日当たりの平均利用客数は、予想をはるかに上回る約6万人に達したという。また、定期券の購入者数も約1万1000人に上っており、これら定期客を増やすことで同メトロをより成長させたいと意欲を示した。
120日間定期の価格は、通勤(通学)日数を84日間と想定して算出する。例を挙げると、台北駅(A1)~空港第2ターミナル駅(A13)区間の往復運賃は320台湾元(約1200円)。これに84を乗じると2万6880元(約10万円)になるのに対し、120日間定期は1万3440元(約5万円)。84日間の利用で5割引、120日間使えば6.5割引になる計算。
同メトロはこれまでにも、30日(3割引)、60日(3.5割引)、90日(4割引)などの定期券を販売している。