イベントが開催されたのは、日本統治時代のたばこ工場を再利用した松山文創園区
「台湾」と聞くとお茶を思い浮かべる人が多いかもしれないが、コーヒー好きだという台湾人は案外多い。街には大手コーヒーチェーンが競うように立ち並び、路地裏には個性豊かな個人経営のカフェが集まる。平日の昼下がり、オフィス街にあるコーヒースタンドにちょっとした列ができているのも、もはや当たり前の光景となった。だが、台湾では近年、カフェやコーヒースタンドが増える一方で、安定した経営を続けるのが難しくなっているといわれている。
台湾で広がりをみせているコーヒー文化の今とこれからを探るため、記者は台北市内で3月24~25日に開催された台湾と日本のカフェやロースターが集結するイベント「Culture & Coffee Festival」を取材に訪れた。
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