「台湾観光フェア」の出展ブースを視察する謝長廷代表(コップを手に持つ背広姿の男性)
(東京 17日 中央社)東京スカイツリータウンで17日、「台湾観光フェア」が始まった。台湾を代表するグルメや観光PRのブースが登場し、来場者に台湾の魅力を紹介する。開幕式で酒見重範・東武タワースカイツリー社長は、台湾観光を盛り上げるきっかけになればと期待を寄せた。
同イベントは、スカイツリーと交通部(交通省)観光局、台湾観光協会東京事務所が共同で取り組んできた日台観光友好交流が今年で5周年になることを機に開かれた。東武グループは各分野で台湾との連携を推進しており、2013年にスカイツリーが台北市の超高層ビル「台北101」と友好関係を締結したほか、東武鉄道は2015年に台湾鉄路管理局(台鉄)と友好鉄道協定を結んだ。
飲食ブースでは、台湾豆コーヒーやフルーツティー、マンゴーかき氷などのほか、蛋餅(薄い生地と卵を焼いて巻いたもの)、羽付き焼小籠包などが登場。観光ブースでは、台湾の茶文化や足裏マッサージなどを体験できるほか、からすみやドライマンゴー、台湾ブランドの布製品や家電製品などの販売も行われる。茶芸館の「紫藤廬」や飲食店の「ホープストア」(虎ボク食多)、ハンバーガー店「ラーヤーハンバーガー」(拉亜漢堡)など日本初上陸の店も複数出展する。(ボク=僕のにんべんを口に)
会場は4階のスカイアリーナ。台北駐日経済文化代表処の謝長廷代表(大使に相当)は、これまでスカイツリーで開かれた台湾関係のイベントの会場がいつも1階だったことに触れ、今回は階層の高さだけでなく、展示の内容も「最高」だと太鼓判を押した。
イベントは20日まで。期間中は獅子舞のパフォーマンスや茶芸館による実演に加え、交通部観光局のキャラクター「オーション」やスカイツリーの公式キャラクター「ソラカラちゃん」らとのグリーティングなどのプログラムも用意される。