(台北 24日 中央社)台北市は22、23日、東京都が開いた国際会議「きれいな空と都市・東京フォーラム」に参加し、持続可能な都市環境の実現を目指す「東京宣言」に東京都など21都市と共に署名した。市を代表して出席した劉銘龍・環境保護局長は会議の中で、台北市の廃棄物減量や市指定ごみ袋として使えるレジ袋の導入について説明し、市の取り組みを世界にアピールした。
同フォーラムは、廃棄物処理や資源循環、大気汚染対策がテーマ。各都市の代表が効果的な政策などについて情報を交換し、解決策を議論した。採択された東京宣言では目指すべきビジョンとして、「もったいない」の概念が世界に広まることや快適な大気環境の実現などが示された。
その他の参加都市はシンガポール、香港、北京、ミラノ、パリ、ソウル、横浜など。
環境保護局の蔡玲儀副局長によれば、劉局長は今回の訪日で東京都の和賀井克夫・環境局長を訪問。建築物の省エネや二酸化炭素(CO2)削減について都から意見を聞くため、都の職員を7月に台北に招きたい意向を伝えた。台北市も来年東京に職員を派遣し、日本の取り組みを参考にする予定だという。