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(台北 24日 中央社)台湾産化粧品の輸出が近年伸びている。台湾貿易センター(中華民国対外貿易発展協会、TAITRA)は24日、国際市場の開拓を加速させようと、日本の業者や地方自治体を台湾に招き、台湾の業者に日本の資源の活用方法などについて紹介した。
同センターの統計によると、台湾産化粧品の輸出額の平均成長率はここ5年で10.4%に達している。昨年の輸出額は過去最高の7億3000万米ドル(約800億円)を記録し、伸び幅は13.2%に上った。
この日同センターが開いた説明会では、日本の業者が日本の化粧品産業の概況やトレンド、日本製商品生産の重点、日本での市場拡大に向けた拠点設置の重要性などを説明。日本の地方自治体は投資環境について紹介し、いかにして自治体の資源を活用し、国際競争力向上につなげるかが示された。
同センターは、アジアの化粧品業界で欧米と互角に競争できているのは日本のみだと指摘。日本との技術交流によって開発面での日台の連携をさらに進め、製品の付加価値を高めていきたいとしている。