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台湾、WHOに100万米ドル寄付 蔡総統「これが中国大陸との違い」

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蔡英文総統 

(台北 26日 中央社)蔡英文総統は26日、100万米ドル(約1億950万円)を世界保健機関(WHO)に寄付すると発表した。昨年に引き続き今年も、中国大陸の圧力によって年次総会(WHA)に招請されなかった台湾。しかし蔡総統は「世界に貢献する決意がある」として、アフリカで先ごろ確認されたエボラ出血熱の対策に役立ててほしいと語った。

蔡総統は一方で、自身のフェイスブックにも「われわれは打って出る」などと題した関連のコメントを投稿。同資金は本来、24日に断交した西アフリカのブルキナファソとの外交の場で使用するものだったと明かし、「これからはより小回りの利いた戦略で中国大陸が築いた外交上の壁を突破する」と宣言。また、WHOは政治を行う場所ではないはずだとした上で、台湾は、自身の権利を主張するだけでなく、地球人としての義務を果たす意欲も持ち合わせていると強調。「これが中国大陸との違いだ」とつづった。

2016年5月に蔡英文政権が発足して以来、中国大陸の外交圧力は強まる一方で、WHAに関しては、2009年から8年連続でオブザーバー参加してきた台湾への招請が昨年からストップ。また、国交樹立国にも影響が及び、これまでに、サントメ・プリンシペ(2016年末)、パナマ(昨年6月)、ドミニカ共和国とブルキナファソ(いずれも今年5月)の計4カ国と断交した。


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