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劉暁波氏の像製作、来月台北に設置へ ウアルカイシ氏が募金発起

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劉暁波氏の像製作、来月台北に設置へ ウアルカイシ氏が募金発起


劉暁波氏の像の製作を発表するウアルカイシ氏(右) 

(台北 1日 中央社)中国大陸出身で台湾在住の民主活動家、ウアルカイシ氏は1日、昨年死去したノーベル平和賞受賞者の劉暁波氏の像を製作すると発表した。死去から1年になる来月13日に台北市政府前広場公園でお披露目する予定。製作や記念式典開催のため寄付金計500万~600万台湾元(約1830万~2200万円)を募る。

ウアルカイシ氏が名誉理事を務める国境なき記者団や劉暁波之友会らは台北市議会で記者会見を開いた。ウアルカイシ氏によれば、像は民間団体が台北市政府に寄贈する形で市政府前広場に設置される。市政府側からは歓迎する姿勢が示されたという。

ウアルカイシ氏は市政府前広場を設置場所に選んだ理由について、近くに台北101などがあることに触れ、訪台観光客が必ず訪れる場所であり、台北の観光の中心だからだと説明。この場所で劉氏に台湾の民主主義や自由を宣揚してもらえればと願いを語った。

台湾の対中国大陸政策を担当する行政院(内閣)大陸委員会の邱垂正副主任委員兼報道官は中央社の電話取材に対し、台湾は自由民主主義の社会であり、政府は中国大陸の人権の発展にも同様に関心を向けているとした上で、自発的に記念イベントを企画する民間団体の取り組みを尊重すると述べた。

劉氏は中国大陸の民主活動家。1989年に起きた天安門事件の中心的人物で、複数回にわたり投獄されながらも、中国大陸の民主化を積極的に推進してきた。昨年6月下旬に末期の肝臓がんのため、刑務所から遼寧省内の病院に移されたことが発表され、同7月13日に多臓器不全のため61歳で死去した。



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