巡行復帰にまた一歩、鷹山曳き手衣装を新調 京都・祇園祭
鷹山保存会メンバーに、制作した曳き手の衣装を披露する京都市立芸術大の学生ら
祇園祭の「休み山」で2026年までの巡行復帰を目指す鷹山(京都市中京区三条通室町西入ル)の曳(ひ)き手らの衣装がこのほど完成し3日、東山区四条通東大路西入ルの「祇園祭ぎゃらりぃ」でお披露目された。デザインを担当した京都市立芸術大の学生らや鷹山保存会メンバーが真新しい衣装に見入った。
鷹山は後祭の曳山。1826年の巡行時の風雨で懸装品(けそうひん)を傷めて以降、巡行を休んでおり、最後の参加から200年目までの復興を目指している。昨夏、同大学の学生ら約40人が曳き手や「ちゃりん棒」と呼ばれる先導役などの衣装案を考え、鷹山保存会役員に提案。採用された作品を大学側が制作していた。
衣装はいずれも、タカが翼を広げた姿をイメージしたデザインで、肩から背中にかけてはタカの顔をあしらった鷹山の紋が大きく入っている。盛夏の祭りを涼しい気分で見てもらえるよう、曳き手は水色、先導役は藍色を基調とした。
デザインに携わった同大学4年石田由さん(22)は「紙の上だけでなく実物の衣装となりうれしい。巡行で使用されるのが楽しみ」、保存会の西村健吾副理事長(48)は「想像以上にかっこいい。復興に一歩ずつ近づいていると実感する」と話した。衣装は祇園祭ぎゃらりぃで当面の間、展示される。入場無料。
鷹山保存会メンバーに、制作した曳き手の衣装を披露する京都市立芸術大の学生ら
祇園祭の「休み山」で2026年までの巡行復帰を目指す鷹山(京都市中京区三条通室町西入ル)の曳(ひ)き手らの衣装がこのほど完成し3日、東山区四条通東大路西入ルの「祇園祭ぎゃらりぃ」でお披露目された。デザインを担当した京都市立芸術大の学生らや鷹山保存会メンバーが真新しい衣装に見入った。
鷹山は後祭の曳山。1826年の巡行時の風雨で懸装品(けそうひん)を傷めて以降、巡行を休んでおり、最後の参加から200年目までの復興を目指している。昨夏、同大学の学生ら約40人が曳き手や「ちゃりん棒」と呼ばれる先導役などの衣装案を考え、鷹山保存会役員に提案。採用された作品を大学側が制作していた。
衣装はいずれも、タカが翼を広げた姿をイメージしたデザインで、肩から背中にかけてはタカの顔をあしらった鷹山の紋が大きく入っている。盛夏の祭りを涼しい気分で見てもらえるよう、曳き手は水色、先導役は藍色を基調とした。
デザインに携わった同大学4年石田由さん(22)は「紙の上だけでなく実物の衣装となりうれしい。巡行で使用されるのが楽しみ」、保存会の西村健吾副理事長(48)は「想像以上にかっこいい。復興に一歩ずつ近づいていると実感する」と話した。衣装は祇園祭ぎゃらりぃで当面の間、展示される。入場無料。