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バナナの価格低迷 夏の果物に押され消費振るわず 農委会がテコ入れへ

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バナナの価格低迷 夏の果物に押され消費振るわず 農委会がテコ入れへ


価格低迷にあえぐ台湾バナナ 

(台北 5日 中央社)暑さに伴い夏の果物に人気が集まり始めたのを受け、バナナの消費が振るわず、価格が低迷している。行政院(内閣)農業委員会は4日、バナナ農家の支援策として、販売を強化する措置を発表。1万トン以上を目標に小売店への販売や加工に力を入れるほか、日本をはじめ海外でのPRを拡大する。

台北市内で4日記者会見が開かれた。同委員会によれば、今年の台湾のバナナ栽培面積は1万5000ヘクタール余り。面積や生産量は昨年よりやや減っているという。3日の台北青果市場の卸売平均価格は上等品で1キロ当たり17台湾元(約63円)、中等品で同12元(約44円)、下等品で同7元(約26円)。同委員会は、来週には価格を1キロ15元(約55円)以上まで引き上げたいとしている。

食品大手の義美は先日、バナナ100トンを1キロ16.5元(約61円)で購入すると発表した。この日の記者会見に出席した同社の高志明総経理(社長)によると、まずは冷凍庫で保存し、高付加価値の商品に加工するという。


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