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京都の漫画ミュージアムに荒俣館長コーナー 戦後の「赤本」紹介

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京都の漫画ミュージアムに荒俣館長コーナー 戦後の「赤本」紹介


(2018年06月14日 烏丸経済新聞)


荒俣館長と「大マンガラクタ館」 


京都国際マンガミュージアム(京都市中京区)で現在、荒俣宏館長が選ぶ漫画資料が展示されている。

荒俣館長は来館するたび、同館の25万点の収蔵庫で漫画の資料を「発掘」する。そうして発見した「お宝」を、館長室の一角を「大マンガラクタ館」と名付けて展示することになった。

 今回の展示は、戦後から1955(昭和30)年ごろまで関西を中心に出回った「赤本」。同館が収蔵する赤本の多くは、赤本を世に紹介した漫画研究家・清水勲さんのコレクション。その中から荒俣さんが数点を紹介する。

 現在でも活躍する少女漫画の大家・高橋真琴さんの作品から、「サザエさん」のパロディーのような「びっくり シルコさん」、「力道さん」などアンダーグラウンドな作品も。

 同館研究員の伊藤遊さんは「赤本は印刷所が自分で描いた作品やパロディー本から手塚治虫『新寶島』までまさに玉石混交。アンダーグラウンドの中からメジャーシーンをけん引する作家が誕生する日本の漫画史を語る上でも貴重な資料なので見てもらいたい」と話す。

 展示はテーマを変えて年に2~3度程度入れ替わる予定。

 開館時間は10時~18時(最終入館は17時30分)。入館料は大人=800円、中高生=300円、小学生=100円。


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