高雄市で建設が進む高雄ライトレール(LRT、軽軌)は24日、愛河に架かる鉄道橋の橋げた部分がつながった。同市政府捷運工程局は同日、年末までの完成に向けてピッチを上げていくとの目標を示した。
鉄道橋は光栄碼頭駅と真愛碼頭駅の間に架けられ、橋長は約112メートル。幅は約21メートルで、3連式アーチ橋となっている。南側は歩行者および自転車専用路となり、埠頭の風景を楽しめる絶好の地点になる予定。同区間の工事は第1期区間(籬仔内-哈瑪星間8.9キロ)において、最重要項目とされた。
愛河鉄道橋区間の工事は難易度が高く、さらに工事を委託していた建設業者が不渡りを出した影響もあり、進捗が遅れていた。
また、同局の周徳利副局長は同日、建設中のライトレールに続き、今後は三民や鳳山などの行政エリアを結ぶ都会延伸環状線、鳳山本館線(青線)、民族高鉄線(藍線)の3線の建設計画を優先的に進めていく方針を明らかにした。同市政府はすでに完成した実現可能性調査報告書を今月末に交通部に提出する予定。周副局長は、高雄が早期に公共交通網を整備できるよう、中央政府に支持を求めた。