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日本統治時代の警察宿舎、文学館として再生 過去に解体の危機も/台湾・台中

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中部・台中市に日本統治時代から残る警察宿舎が26日、同地の文学の歴史を展示する「台中文学館」としてオープンし、林佳龍市長や、地元の著名作家などが新たな文化施設の誕生を祝った。

警察宿舎は1932(昭和7)年に完成。宿舎のある場所は駐車場として整備され建物も解体される予定だったが、地元議員などの尽力により保存が決定。2009年に市の歴史的建造物に指定されたこともあって、2010年4月から修復工事が進められ、外観の修繕が完了した2015年4月以降は台中文学公園として市民に開放されていた。

台中文学館の建物は計6棟。常設・特別展示、児童文学エリアのほか、レストランなども設けられている。周辺には多数の老木が生えており、最も古いものは樹齢が90年以上あるという。

特別展示エリアでは、オープンに合わせて日本への留学経験もある台湾の作家、楊逵(ようき、1905~1985)の手書き原稿や写真などの展示が始まっている。



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