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またも「台湾」表記変更 エア・インディア「インド外務省が承認」

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またも「台湾」表記変更 エア・インディア「インド外務省が承認」


エア・インディアの旅客機 

(ニューデリー 5日 中央社)インド国営航空エア・インディアの公式サイトで、「台湾」(Taiwan)の表記が「チャイニーズタイペイ」(Chinese Taipei)に変更されたことが分かった。同社の広報担当者は表記変更について、「インド外務省の承認の下で行われた措置」だとコメントした。外交部は5日、すでに駐インド代表処(大使館に相当)を通じて同社に厳重な抗議をし、「台湾」の表記に戻すよう要請したことを明らかにした。

「一つの中国」政策を掲げる中国大陸の圧力により、各国の航空会社が台湾に関する表記を変更するケースが相次いでいる。これまでにアシアナ航空(韓国)やエア・カナダ(カナダ)、ターキッシュエアラインズ(トルコ)、シンガポール航空(シンガポール)、スクート(同)、エミレーツ航空(アラブ首長国連邦)などの航空会社の公式サイトで表記が変更された。先月には、日本航空や全日空も中国大陸・香港向けサイトで「中国台湾」に表記を変えた。

エア・インディアの広報担当者によると、インド外務省中国大陸関連内部部局の香港地区幹部から、同社が公式サイトで「チャイニーズタイペイ」という名称を使用するのを認めるという旨の書簡が送られてきたという。同時に、中華人民共和国香港特別行政区(Hong Kong SAR of China)やマカオ特別行政区(Macau SAR of China)の使用も承認されたと明らかにした。

5日午後1時現在、インド外務省からこれに関する説明はなされていない。

中国大陸の民用航空局は今年4月、海外の航空会社44社に台湾の呼称を修正するよう書面で求めた。最終期限は7月25日とされ、要請に応じなかった場合、「さらなる措置をとる」と言い放っているという。

外交部の李憲章報道官は、同部は「全力で国家の主権と尊厳を守る」と述べ、国際社会に対し、政治力を乱用し各国企業の自主的な運営を妨げる中国政府の乱暴な行為と不当な意図を正視し、中国の無理な要求を拒絶するよう呼び掛けた。


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