(ベルリン 15日 中央社)中国が海外の航空会社などに対して「台湾」の表記を変更するよう要求している問題で、駐デンマーク台北代表処の荘恆盛代表(大使に相当)は13日、地元紙「ポリティケン」に寄稿し、台湾への支持を呼び掛けた。
同処によると、荘代表は中国当局が台湾に関する表記を「中国台湾」に改めるよう海外の企業に強要する事態が相次いでいることや、中国軍が戦闘機や軍艦を台湾周辺に繰り返し派遣していることに言及。北京当局が両岸の現状を変えようとしていると指摘した。
また、台湾は中華人民共和国の一部だったことはないと改めて説明。デンマークと台湾は民主主義の価値観を共有しており、共に独立主権国家でもあるとした上で、中国への圧力に対抗する台湾を支持するよう訴えた。