台北MRT環状線、第1期区間の全線テスト来月実施へ 来年開業目標
台北メトロ環状線を走る電車=台北市捷運工程局提供
(台北 3日 中央社)台北市政府捷運工程局は1日、建設中の台北メトロ(MRT)環状線について、第1期区間全線でのテストを9月に開始すると明らかにした。来年の開業を目指している。
環状線第1期区間は大坪林-新北産業園区(ともに新北市)間の15.4キロ。同局によれば、すでに同区間の中央指令所が完成し、各駅の主要な電気設備もほぼ設置が完了。給電用の第三軌条の全線での敷設も先月14日に終わった。中央指令所では現在、特定区間で単一列車の自動運転による走行が可能で、区間ごとに路線テストを実施していくという。
第1期区間工事全体の進捗状況は90%。
現在は新北市南西部の新荘や板橋、中和、新店間を移動する場合、台北の中心部まで出て他路線に乗り換えなければならないが、開業後はその必要がなくなる。乗車時間が短縮され、台北市内の混雑緩和も期待されている。第2期区間は、大坪林-木柵動物園間を結ぶ「南環区間」と新北産業園区-剣南路間の「北環区間」に分かれ、文湖線に接続することで台北市と新北市が環状につながる。
台北メトロ環状線を走る電車=台北市捷運工程局提供
(台北 3日 中央社)台北市政府捷運工程局は1日、建設中の台北メトロ(MRT)環状線について、第1期区間全線でのテストを9月に開始すると明らかにした。来年の開業を目指している。
環状線第1期区間は大坪林-新北産業園区(ともに新北市)間の15.4キロ。同局によれば、すでに同区間の中央指令所が完成し、各駅の主要な電気設備もほぼ設置が完了。給電用の第三軌条の全線での敷設も先月14日に終わった。中央指令所では現在、特定区間で単一列車の自動運転による走行が可能で、区間ごとに路線テストを実施していくという。
第1期区間工事全体の進捗状況は90%。
現在は新北市南西部の新荘や板橋、中和、新店間を移動する場合、台北の中心部まで出て他路線に乗り換えなければならないが、開業後はその必要がなくなる。乗車時間が短縮され、台北市内の混雑緩和も期待されている。第2期区間は、大坪林-木柵動物園間を結ぶ「南環区間」と新北産業園区-剣南路間の「北環区間」に分かれ、文湖線に接続することで台北市と新北市が環状につながる。