パナソニックパンサーズの南部正司部長(右)と握手を交わす陳建禎
(台北 16日 中央社)バレーボール男子台湾代表のキャプテンでウイングスパイカーの陳建禎は15日、強豪「パナソニックパンサーズ」(大阪府)に正式に入団した。この日は台北市内で契約式が行われた。同チームはVプレミアリーグの所属で、陳は同リーグでプレーする初の台湾人選手となる。
陳は昨年9月、同リーグの下部リーグ、Vチャレンジリーグ2の新チーム「ヴォレアス北海道」に入団。チームをリーグ初参入にして初優勝に導き、個人では最高殊勲選手賞、得点王、スパイク賞を受賞した。ヴォレアスは契約継続に向け、陳と交渉を続けていたが、今月13日付で離籍となった。
陳は、パナソニックへの入団が決まったときには非常に感動したと振り返り、Vプレミアリーグでの練習や試合が楽しみだと期待を示した。上部のリーグでプレーすることについては、パナソニックには多くの有名選手や外国人選手が所属していることに言及し、だからこそ挑戦したいという気持ちがより強まったと話した。
パナソニックの南部正司部長は、陳について、攻撃力があるだけでなく、全てのプレーにおいて安定した力を持っていると評価。陳は9月からチームに合流し、練習を開始する見通しだという。
陳はジャカルタ・アジア大会に出場するため、16日、台湾を発った。