付近の高台から望む石門ダムの施設の一部。記者が訪れた6月下旬には熱気球フェスティバルが開催されていた
空の玄関口、桃園国際空港があることでおなじみの桃園市。台北都市圏に隣接していながら、市面積のおよそ3分の1は山地が占め、豊かな自然に恵まれている。市内には淡水河の支流、大漢渓が流れており、川沿いに暮らす人々は古くから水と共に生活を営み、文化を築いてきた。大漢渓中流に位置する石門ダムは、日本統治時代に作られた灌漑(かんがい)施設が基になっており、当時の名残が垣間見られる。記者は6月下旬、桃園市政府の招きで同地を訪れた。
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