台北市警大安分局は6日、台湾大学(台北市)が所蔵していた日本統治時代の骨董品など計7点、約34万台湾元(約110万円)相当を盗んだとして男(40)を逮捕した。調べに対して「自分のコレクションにしたかった」と供述している。
盗まれたのは、台湾に3台しか残っていないとされる日本統治時代のタイガー計算機や蓬莱米の父・磯永吉氏ゆかりの品、100年前のものとされる真鍮製顕微鏡など。
警察によると、盗まれた骨董品は同大で一般公開されていた。男は夜間の隙を狙い展示場所へ忍び込み盗んだとされる。周辺の監視カメラの映像から男が浮上した。
男はすでに窃盗容疑で送検されたという。