台湾でのフィンガーライム栽培に成功した園芸業者の林錦文さん
プリプリとした食感が特徴
(台南 20日 中央社)指の形に似たオーストラリア原産の果物「フィンガーライム」。南部・台南市の園芸業者は6年にわたり栽培の研究を続け、台湾の気候に合った果樹を生み出すことに成功した。フィンガーライムは高級食材として知られており、園芸業者は、台湾での栽培普及に期待を寄せる。
台南市の園芸業者、林錦文さんは、接ぎ木の方式で栽培方法を研究。6年の苦労が実を結び、果実が収穫できるようになった。現在は小面積での栽培だが、栽培面積を拡大し量産化すれば、より手頃な価格になるだろうと見込む。
林さんによると、フィンガーライムはプリプリとしていてツヤがある果肉に、独特の香りや風味が特徴。海外の高級レストランでは、ケーキや握り寿司、サラダなどに使用されているという。