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文人も愛した庭園、闇に浮かぶ 京都・渉成園で試験点灯

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20年ぶりのライトアップに向け、試験点灯で浮かび上がった渉成園の印月池



京都市下京区にある東本願寺(真宗大谷派本山)の飛び地境内の国名勝、渉成園(枳殼(きこく)邸)でライトアップが行われるのを前に21日、試験点灯が実施された。江戸時代の多くの文人に愛された名園が、柔らかな光に照らし出された。

 渉成園は江戸初期に造られた池泉回遊式の庭園。詩人石川丈山の作庭とされ、儒学者頼山陽や国学者賀茂季鷹らも訪れた。通常は昼のみの開園で、夜間公開は20年ぶり。

 園内の約100カ所にLED照明を配置し、園内の池「印月池」を中心に照らした。池の北側付近では、昨年に掛け替えられた「侵雪橋」にも光が当てられ、水面に橋の影が映り込んだ。池のほとりに植えられたサルスベリの赤い花も妖艶な姿を見せた。

 ライトアップは「下京・京都駅前サマーフェスタ」の一環で、24、25日の午後6~9時。

庭園維持寄付金が必要。東本願寺では24日夜、国内最大級の御影堂門のライトアップもある。

(京都新聞)


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