畑の浸水被害が起きた高雄市
中部や南部で豪雨 農林漁業被害は15億円超 嘉義が最も深刻
（台北 26日 中央社）中部や南部で23日から降り続いた豪雨による農林漁業関係の被害額について、行政院（内閣）農業委員会は26日午前11時までの概算で4億2630万台湾元（約15億4600万円）に達したと発表した。南部・嘉義県の被害が最も深刻で、被害額は3億499万元（約11億600万円）に上り、全体の72％を占めている。
地域別では、南部・台南市7989万元（約2億9000万円）、中部・雲林県1739万元（約6300万円）、南部・高雄市1617万元（約5860万円）、南部・屏東県595万元（約2200万円）が続いた。
漁業被害額は2億431万元（約7億4100万円）に上り、サバヒー、ティラピア（台湾鯛）、ウナギなどで被害が出た。畜産関係は1億5768万元（約5億7200万円）で、ニワトリの被害額が1億546万元（約3億8200万円）を占めた。野菜などの農産物の被害額は6318万元（約2億2900万円）だった。