空手女子組手55キロ級で金メダルに輝く文姿云(右)
台湾の文姿云が金 空手女子組手55キロ級、史上初の2連覇 アジア大会
(ジャカルタ 26日 中央社)ジャカルタ・アジア大会は第9日の26日、空手・女子組手55キロ級の決勝が行われ、世界ランキング1位の文姿云が2大会連続で金メダルを獲得した。同大会連覇は女子バンタム級(55キロ)では史上初。
イランの選手と1分余りにらみ合い、詰め寄りながら攻撃のタイミングを探り続けた文。残り48秒、中段蹴りで一気に2点を先取すると、さらに攻め続けて有効打で点を重ね、4-0で相手を下した。
2、3日前から緊張で寝不足だったとしながらも、試合前日の夜になって急に「準備が整った」と感じたと話す文。その理由については「失うものは別にないし、だったら試合を楽しんだほうがいいと思った。後悔しないことが一番大事」と語った。2020年の東京五輪に向けても、メダル獲得を目標にすると意気込んだ。
同日に行われたカヌーの男子トラディショナルボートレース500メートルでは、台湾代表が金メダルに輝いた。序盤から先頭に立ち、250メートル地点を過ぎてからさらに加速させ、徐々に周りを突き放した。タイムは2分11秒691をマークし、2位以下には中国、インドネシアが続いた。
台湾のメダル獲得数は26日午後7時現在で金8、銀11、銅13の計32。