日台同名駅を巡る旅を終えた日本の大学生らを迎える周永暉観光局長(前列右から3人目)
(台北 28日 中央社)日台の大学生混成チーム4組が24日から2泊3日で、台湾にある日本と同名の駅を巡る旅を行った。台北市内で26日、到着セレモニーが行われ、旅を終えた日本の参加者らは感動あるいは印象に残った思い出として、多くの台湾の人々から温かい歓迎を受けたことや、台湾の中元節の儀式を目にし、お供え物の色鮮やかさなどを興味深く思ったことなどを語った。
この旅は、日本の若者の訪台誘致促進と鉄道旅行PRのために交通部(交通省)観光局が主催。当初の計画では4組が東西南北の4エリアをそれぞれ担当し、各8駅ずつ計32駅を回る予定だったが、南部は出発前日の23日から熱帯低気圧による大雨に見舞われ、実施が見送られた。そのため、今回は南部を除く3エリアのみで旅が行われ、南部チームは東部チームと合流し、応援として参加した。南部の旅は来月中旬に改めて行われる予定。
参加者は目的の駅に到着するごとに、駅の魅力や周辺の観光名所、グルメなどを台湾観光協会大阪事務所のフェイスブックで紹介。観光局は学生が撮影した画像や感想などを冊子にまとめる予定。同局は、1年に台湾を複数回訪問する形で同名32駅を回る旅に挑戦してほしいとしている。
参加者には周永暉観光局長から、各地の特産品が贈られた。