倒壊した欄干を調査する京都市の職員と業者
京都市は6日、台風21号の強風で欄干が倒れた渡月橋(右京区)の被害状況を調査した。欄干の部材は損傷が少なかったものの、復旧時期は未定という。
欄干はヒノキ製で、2000年度の改修工事で設置した。台風で東側の欄干が全長155メートルのうち約100メートルにわたって倒壊した。
調査は、市西京土木事務所職員や土木建築業者ら6人が修復方法を検討するため実施した。同事務所によると、欄干は猛烈な風にあおられ、木組みで固定していた柱が外れたとみられる。橋本典幸所長は「思っていたよりも部材の損傷は少なく、生かせるものは使って修復したい」と話した。
(京都新聞)