梅小路新駅の起工式でくい打ち式を行う関係者
2019年春に京都市下京区の梅小路エリアに開業予定の新駅の起工式が19日、現地で開かれた。JR西日本の関係者らが工事の安全と、一帯の地域活性化を祈願した。
新駅はJR山陰線京都-丹波口駅間にでき、1日7千人の乗降客を見込む。式典ではJR西の岩崎悟志京都支社長が「京都鉄道博物館へのアクセスを便利にし、地域のシンボルとなる駅にしたい」と述べた。
京都鉄道博物館に近い、山陰線が七条通と交差する地点に造る。8両編成の列車が停車できる二つのホームの全長は165メートル。総工費は約49億円で、うち京都市が約15億円を負担する。
駅の外観は京友禅の反物をイメージしたやわらかい色合いとし、梅柄や縦格子などのデザインをちりばめて京都らしさを出す。起工式で門川大作・京都市長は「非常に評判の良い設計だ」と歓迎した。